北野武監督の仏芸術文化勲章から見えるもの
先日、北野武監督に、フランス芸術文化勲章の最高章コマンドールを授与されたましたが、私はやっぱり黒澤明監督はスゴイんだなぁと思うのでした。
北野武監督が初めて映画作品を作って上映をした時、日本の著名な映画監督達からボロクソに批判されていたのをご存知でしょうか。
「お笑い芸人風情が何をしゃしゃり出て来たか!」
と言わんばかりに、辛辣な批評をしていたのです。
ボロクソに言われている最中、北野監督は心の中で、
「何言ってやがんだ、てめぇらが、色々いっても俺には世界の黒澤からのお墨付きがあるんだ」
と思っていたそうです。
実は、黒澤明監督だけは監督デビュー当初から北野監督の作品を高く評価していました。
そして、北野監督に「あなたを批判している、監督連中の方が分かっていない」という趣旨の手紙を送っていたのです。
そして、その言葉通り、黒澤監督亡き後も世界的な映画賞を次々と受賞して行きました。そして今回の賞です。
今後、ますます活躍をされる事でしょう。
ここまで世界的にも評価が高まって行くと、過去に「映画とはこういうものだ!」「お笑い芸人に何がわかる!」と品評をしていた、監督達の目がいかにフシ穴だったのかが?が浮き彫りになってきます。
この評価の逆転劇は、まるでマンガの様なので、活躍が報道されるたびに、私は面白いなぁといつも思っています。
それと同時に、見る目の無い監督達と、見る目のある監督の差は何なのだろうか?
と考えました。
これが、まさに「抽象思考」ができるか出来ないのかの差だったわけです。
高いレベルで情報を捉えている監督と、低いレベルでしか情報を捉えられない監督。
つまり、全く同じ作品を見ていても
「見えているものが違う」のです。
黒澤監督が映画製作のスタッフについて、指示の苦労を語った時に、
「彼等はねぇ、画(え)が見えないんだよ」
と言っていました。
これが、非常に的をついた言葉で、文字通り、見えていないのです。
認知科学の分野から言うと、脳内に情報が「存在していない」ので、「見えていない」という事になります。
ホームページ制作について相談を受ける時も、この差がすごいのです。
私達は、見た瞬間、良いサイト、ダメなサイトかが分かります。
イケル・イケナイ、集客可能・不可能 がすぐに分かります。
そして、自称「ホームページ制作のプロです。」
と名乗っている業者が作っているサイトも、ダメなサイトがゴマンと有ります。
私は、この画(え)が見えないのは、問題だと思うのですが、見えない人は一生見えないのか?というと、まったくそんな事はありません。
これは後天的に見える様にトレーニングができるものです。
観点を養う方法。
それは、本物を見る。一流を見る。
という事です。
映画なら黒澤明監督の映画を見るという事です。
これによって、目が養われてゆき違いが見える様になってゆきます。
マーケティングなら一流の人間から習うという事ですね。
横浜のホームページ制作会社アイエムシーでは、世界最高峰のマーケティングノウハウを地道に学び実践しています。
日時:2010年3月11日 17:01
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